イラクに滞在していた中国人労働者が武装勢力に拉致された事件で、人質救出対策チームのリーダーを務めた外交部西アジア・北アフリカ司のテキ雋司長は24日、バグダッドで「中国外交部は中国人8人がイラクで拉致された後、直ちに救出活動を開始した。部幹部の正確な指導により、緊急態勢が効果的に働いた」と表明した。
テキ司長によると、18日の中国人拉致の知らせを受け、外交部は直ちに国家指導部に報告し、同時に緊急態勢を取った。外交部の関連部門と在イラク中国大使館は全力を上げて積極的に救出活動に当たった。人質救出対策チームは23日にバグダッドに到着。同日、在イラク中国大使館とともに人質8人を無事保護し、大使館に連れ戻った。
テキ司長は、イラク情勢は現在緊迫し、失業率は高く、雇用機会が多くないことを挙げ、「こうした安全性に欠ける状況で中国人、特に無職の労働者が雇用機会を求めてイラクを訪れるのは、やめた方がよい」と指摘した。テキ司長によると、解放された8人は、早期にイラクから帰国し、家族に会いたいと話している。
テキ司長のテキは「羽」の下に「隹」
「人民網日本語版」2005年1月25日