温家宝国務院副総理はこのほど、南アジア4カ国訪問を前に、北京でパキスタン国営APP通信のインタビューに応じた。
中国・パキスタン二国間の経済貿易関係の強化について、温総理は「両国が的確で効果的な措置を取り、二国間貿易を一層広げ、両国の産業貿易構造の強い補完性という良好な条件を利用することで、自由貿易協定(FTA)締結に向けて積極的に協議していきたい。中国政府は両国の民間経済の協力強化を引き続き奨励、支援し、互いに投資し合い、共に利益を得て発展していきたい」と指摘した。
また、温総理は「中国と南アジア各国は互いに隣国で、同じ発展途上国だ。平和を図り、安定を求め、発展を促すのがわれわれ共通の願いだ。中国は南アジア各国の長期安定、平和共存、経済発展を心から願っている。南アジア地域の平和、安定、発展に寄与するあらゆる努力をこれまでと少しも変わらず支持する。中国は平和発展の道を歩む。『隣国との善隣関係を進め、隣国をパートナーとする』という周辺外交の方針を堅持し、南アジアおよびアジア各国との善隣友好を引き続き強め、互恵協力を深め、地域ないしは世界の平和と発展を共に促進していきたい」と語った。
「人民網日本語版」2005年4月5日