パキスタンを訪問している温家宝総理は5日、同国のアジズ首相とイスラマバードの総理府で会談した。
アジズ首相は会談で、自由貿易協定へ向けたプロセス「早期収穫」に関する協定が、両国の経済協力に新たな展望を開いたとの認識を示した。さらに、エネルギー・運輸・文化・観光分野での交流と協力の一層の強化を提案した。
温総理はアジズ首相に「われわれは良き隣人、良き友人、良きパートナーだ。両国関係の長期安定発展を確保し、善隣友好協力条約の規定に照らし、より緊密な戦略的パートナーシップを発展させるべきだ」と表明した。
両首脳は会談終了後、半世紀余りの両国関係の成功経験を総括し、将来における協力の方向性を定めた「中国・パキスタン善隣友好協力条約」に署名したほか、「テロリズム・分裂主義・極端主義の取締りに関する協力協定」、「税関業務の協力と互助協定」、「経済技術協力協定」、「自由貿易協定の早期締結計画に関する協定」など各種協力文書の調印式に出席した。
「人民網日本語版」2005年4月6日