パキスタンのムシャラフ大統領は6日、大統領府で温家宝総理と会見し、経済協力などについて話し合った。会見での温総理の主な発言は次の通り。
中国企業はインフラ建設、ハイテク技術、設備製造で一定の優位性を持ち、パキスタンは豊富な自然資源を持つ。両国政府は両国企業による一層緊密な連携の確立を後押しし、企業家が相互理解を深めるようサポートし、新しい協力分野の開拓を続けるべきだ。今回のパキスタン訪問には企業家代表団も随行しており、両国の企業家がさらに接触を強め、理解を深め、ビジネスチャンスを模索することができる。中国はパキスタンの貿易赤字問題を重視している。パキスタンからの輸入を拡大するため、一層の措置を講じる。自由貿易協定へ向けたプロセス「早期収穫」の協定調印を受け、一部パキスタン製品の対中ゼロ関税輸出が実現し、両国間貿易の不均衡が改善に向かうものと信じる。パキスタン・インド関係の改善が進んでいることを喜ばしく思う。両国が、平和共存五原則を基礎として、カシミール問題を含むあらゆる相違を、対話によって平和的に解決するよう望む。
「人民網日本語版」2005年4月7日