温家宝総理は7日、バングラデシュ総理府でカレダ・ジア首相と会談した。両首脳は、国交樹立30周年にあたる今年を「中国・バングラデシュ友好年」とし、両国の全面的パートナーシップを発展させることで合意。ジア首相は「中国は最良のパートナー。中国の発展の成功に学び、共有したい」と述べた。
温総理は「中国は独立自主の平和外交政策を遂行し、近隣国との友好関係およびパートナーシップを堅持し、周辺国との関係発展を対外政策上の重要な位置に置いている」と表明。また、両国関係をさらに全面的に発展させるため(1)長期友好・平等互恵の全面的協力パートナーシップを確立する(2)今年を「中国・バングラデシュ友好年」に定め、さまざまな国交樹立30周年記念活動を盛大に実施する(3)互恵的経済協力を深める。中国は両国間の貿易不均衡を緩和するために適切な措置を講じ、有力な中国企業による対バングラデシュ投資・工場設置をサポートする(4)人的交流の拡大。中国はバングラデシュ旅行を解禁し、教育・文化・観光分野での協力をさらに展開する(5)国際・地域問題における両国間の調整と協力を強化する―― の5項目を提案した。
会談後、両国政府と関係企業は、原子力の平和利用・経済技術・農業・洪水対策・水資源開発などをカバーする、9件の協力文書に署名した。
「人民網日本語版」2005年4月8日