中国の温家宝総理は9日午後、インド・バンガロール空港に到着し、インドへの公式訪問を開始した。今回の公式訪問はインドのシン首相の招待によるもの。
温総理は空港で、「新世紀に入り、両国の関係には全面的発展という良い状況が見られる。2大発展途上国である中国とインドが融和的な付き合いを持ち、相互信頼を高め、協力を拡大することは、アジアや世界の平和と発展にプラス影響をもたらすだろう」との談話を発表した。
温総理はさらに、「中国政府は中印による善隣友好協力の発展を強く重視しており、インドとともに、戦略的・全局的な視点から両国関係への対応と処理を進め、各分野における交流と協力の拡大と深化を図り、歴史が残した問題を適切に処理することで、中印関係を新たなレベルに高めたい」と表明した。
バンガロールでの滞在期間中、温総理は現地のハイテク開発区を見学する予定。その後、首都ニューデリー入りし、シン首相と会談するほか、他のインド政府要人とも会見し、二国間関係やその他共通の関心事について、幅広く踏み込んだ意見交換を行う。
「人民網日本語版」2005年4月10日