インドを公式訪問中の温家宝総理は10日、首都ニューデリーの滞在先ホテルで、インド・コングレス党のガンジー党首と会見した。
温総理は、今回の訪問中にインド側とともに努力して成果を上げたい方面として、次の3点を挙げた。
(1)長期的視点と戦略的観点から、両国関係の位置づけを明確にする。両国の子孫たちのために、代々の友好協力の道を開く。
(2)両国の国境問題の解決に向けて、指導的原則を発表する。相互の理解・譲歩、歴史の尊重、現実への配慮を土台とし、対等な話し合いを通じて、公平かつ合理的で双方が受け入れ可能な解決プランを最終的に探り出し、基礎固めをする。
(3)両国の経済貿易協力をめぐる5カ年計画を制定する。潜在力を引き出し、協力を拡大し、両国経済貿易関係のより急速な発展を推進していく。
温総理は「中国とインドが発展しなければ、真のアジアの世紀は現れない。中国は平和で繁栄するインドを目にすることを望む。同様に、平和で安定した中国はインドの利益にもかなう。中国はインドと手を携えてともに発展していきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2005年4月11日