人民日報社台湾事務弁公室は11日、台湾当局が同社記者による台湾駐在先での取材を延期したことについて、次のような談話を発表した。
(1)台湾当局が人民日報記者による台湾駐在先での取材を延期したことについて、本紙は遺憾の意を表明する。また、メディアの正常な取材を阻害し、両岸(大陸部と台湾)の報道の交流を妨害するこうした「逆行」行為に対し、憤慨の意を表明する。
(2)人民日報が2001年5月に台湾駐在先での取材を初めて以来、本紙の台湾駐在記者は島内の政治、経済、文化、社会などの分野のニュースを客観的に報道し、両岸の人民の相互理解の促進、両岸関係の発展推進のために多くの活動を行ってきた。本紙駐在記者は、ジャーナリストとしての職責を履行し、読者、特に大陸部の読者のために、台湾に関する大量の情報を提供し、読者に歓迎されている。
(3)台湾当局が両岸交流の大局に立ち、人民日報の記者の台湾駐在地での取材をできる限り早期に再開させるよう望む。
「人民網日本語版」2005年4月12日