胡錦濤・中国共産党中央委員会総書記は29日、中国国民党の連戦主席と北京の人民大会堂で会見した。両氏は、両党党首60年振りの歴史的な握手を交わした。
世界3大通信社(ロイター通信、AFP通信、AP通信)は30日、胡総書記と連主席の会談について報道し、「台湾海峡両岸の歴史的会談だ」と伝えた。米紙「ニューヨークタイムズ」などマスコミは、3大通信社の情報を引用して次々に報道を行った。
▽AP通信
現場から中継された会見では、大陸部と台湾の両党首の握手が、数十年にわたる対峙の終了への希望を表していた。これはかつて大陸部を統治した国民党が数十年ぶりに中国共産党と行う最高レベルの会談だ。
▽ロイター通信
胡総書記と連主席の会談は、双方の敵対状態の正式な終結をもたらす可能性がある。
▽AFP通信
台湾の野党である国民党の指導者と、大陸部で執政する中国共産党が60年間で初の会談を行った。海峡両岸(中国大陸部と台湾)の緊張緩和のために努力している。
「人民網日本語版」2005年4月30日