温家宝総理は11日北京で、「中国と欧州連合(EU)が全面的戦略パートナーシップをより強固にし、それを発展させることは、双方の長期的利益に合致し、アジアとヨーロッパの長期的利益や双方の協力、世界の平和と安定にプラスとなる」と語った。
これは温家宝総理がEU・欧州連合のトロイカ外相(持ち回り議長国のルクセンブルク・アッセルボルン外相、欧州委員会ワルトナー対外関係委員、次期持ち回り議長国の英外相代理)に会見した際述べたものである。温家宝総理は、「中国とEUは現在、世界平和を維持し、発展を促す重要な力だ。双方は戦略的高度で、長期的な角度から中国とEUとの関係を認識・把握し、政治的相互信頼を深め、経済貿易などの分野での協力を拡大し、重要な国際問題での協調と協力を強めていく必要がある」と強調した。
また、繊維製品の貿易問題について、温家宝総理は、「貿易摩擦が激化する原因を全面的に認識し、分析する必要がある。繊維製品の貿易摩擦と矛盾を解消するには、双方が共に努力し、妥当な解決方法を探すことが必要だ」と述べた。これに対し、EU側は、「中国は国際事務で責任のあるパートナーだ。新世紀に入ってからも、EUは中国との関係を引き続き深化させ、双方の貿易、投資、科学技術、教育などの分野での協力を推し進め、環境保護、エネルギの安全性などの国際問題での協力を推し進めていくことを希望する」と表明した。
「CRI」より2005年5月12日