温家宝総理は21日の国務院全体会議で、曾蔭権氏を香港特別行政区の特別行政長官に任命した。
曾蔭権氏はこの日に就任し、任期は2007年の6月30日までである。
全体会議での席上、温家宝総理は、「今回の特別行政長官選挙は、香港特別区の「基本法」と「行政長官選挙条例」など関連の法律の規定に基づき行われたもので、公開、公平、公正の原則が具現された。香港の祖国返還後、曾蔭権氏は財政局長、政務局長を担当しており、かなりの行政管理能力を持っている。今回、曾蔭権氏が714人の選挙委員からの指名と支持を得たことから、次期の行政長官に当選した。これは、曾蔭権氏が香港各界から幅広く認められ、支持を得ていることの表れである」と強調した。
温家宝総理は、更に、「曾蔭権氏と香港特別行政区は、香港市民を率いて、様々な困難な乗り越え、香港の繁栄、安定及び社会諸事業の進歩のためにより大きな業績を上げるよう期待している」と述べた。
「CRI」より2005/06/21