外交部米州大洋州司の何亜非司長は30日、休会中の第4回6カ国協議を9月12日からの週に再開することに朝鮮が同意したことを明らかにした。何司長は、胡錦濤国家主席の北米歴訪に関する、国内外の記者を対象としたブリーフィングで、これを発表した。
何司長は6カ国協議再開について、さらに次のように述べた。
協議再開の具体的な日程について、中国は現在関係各国と調整を進めている。協議の第1段階では、朝鮮の核廃棄の範囲や、朝鮮が核エネルギーを平和利用する権利について、各国の意見に大きな食い違いが生じたことが主な障害になった。このため、休会を通して問題解決の方法を模索する必要があった。
中国は、各国が引き続き建設的な態度をもって、相互信頼を深め、関連問題の処理方法を共に模索し、第4回6カ国協議が成果を得るよう推進することを望む。
朝鮮半島核問題は比較的複雑であり、数回の協議で解決することはありえないだろう。6カ国協議は今後も長い道のりを歩まねばならず、多くの困難や曲折に直面することだろう。しかし中国は、各国が大局から出発し、共通点を求めて相違点を保留するよう努めさえすれば、協議の進展を促すことができると信じる。
「人民網日本語版」2005年8月31日