外交部の秦剛報道官は8日の定例記者会見で、朝鮮半島の核問題をめぐる第4回6カ国協議が北京で13日から再開されると発表した。秦報道官は次のように説明した。
朝鮮半島非核化の目標や道筋などの関連問題について、各国が十分な協議と意見交換を進める必要があるため、会議に期限は設けない。終了時期については、6カ国の協議の情況に基づいて、一致して決定する。
朝鮮半島非核化への道のりは複雑で曲折に富み、わずか何回かの協議だけで、すべての問題が解決できるなどと期待することはできない。だがわれわれは決して悲観しているわけではない。6カ国が朝鮮半島非核化の実現、半島の平和と安定の維持という大局に立ち、十分な誠意と柔軟性を示し、実務的姿勢で関連問題を議論しさえすれば、朝鮮半島の非核化へと一歩一歩邁進することができるのだ。
第4回6カ国協議の第2段階の会議はまもなく再開される。関係各国がこの機会を捉え、相互尊重、対等な協議、相互理解と譲歩の精神に基づき、対話と協議を通して、すべての国の関心事と利益に配慮した、すべての国が受け入れることのできる解決法を見出すことを願う。
6カ国のひとつ、そしてホスト国として、中国は協議の積極的な進展を促すために努力を続ける。6カ国もまた、共に実務的姿勢と柔軟性を示し、協議の積極的な進展を促す必要がある。
「人民網日本語版」2005年9月9日