中国新聞社ウェブサイトの報道によると、ブッシュ米大統領は来週から、中国、日本、韓国、モンゴルを訪問する。ブッシュ大統領は香港の衛星テレビ局・鳳凰衛視(フェニックステレビ)のインタビューの中で「米国はたくさんの国際問題で、中国の支持と協力を必要としている」と話した。
中国訪問で話し合われる内容について、ブッシュ大統領は▽米中間の自由や公平貿易へのニーズ▽通貨問題▽国際的な知的財産権問題――を挙げた上で「胡錦濤国家主席とは過去にもこの問題について話した」と述べた。国際問題については「『一つの中国』と『三つのコミュニケ』の政策を堅持することを重ねて言明する。つまり、『台湾独立』を支持しない」と話した。
胡錦濤国家主席との好ましい相互促進関係については「今回の訪問で、中国の指導者をより深く知ることができるだろう。胡錦濤主席は私の訪ねたい人だ」と語った。
ブッシュ大統領はまた「国連安保理では、われわれ(双方)はどの問題についてもすべて協力している。われわれの協力の形の一つは、さまざまな問題について意見を交わすことだ。中国には影響力がある。だから、意見を交換し、共に協力することは、われわれの利益に合致する」と述べた。
「人民網日本語版」2005年11月9日