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松花江の汚染、中ロ関係への影響は望まず 外交部

外交部の劉建超報道官は29日の定例記者会見で、黒竜江省・松花江の水質汚染問題について、「中国政府は今後適切な措置を講じて、松花江の汚染がロシアにもたらし得る損害を緩和する。この問題が中ロ関係に影響しないことを望む」と述べた。

劉報道官は会見の中で次のように述べた。

中ロ両国の共通の願いは、両国の戦略協力パートナーシップを絶えず深めていくことだ。両国の政府はいずれも今回の汚染問題を強く重視しており、これが原因で二国間関係が損なわれることを望んでいない。両国は今後引き続き協力を強化し、汚染による危害を可能なかぎり抑えるよう努める。中国はこれまでずっと、国際河川の問題について責任ある態度をとってきた。中国国内にある上流域への措置では、下流域に位置する国の懸念と利益に十分配慮している。

今回、吉林省の化学工場が爆発し、松花江の水質汚染が引き起こされたのを受け、中国はこれまで関連状況を密接に追跡し、22日からロシアに通知している。24日からは、汚染のモニタリング結果を毎日定時にロシアに伝えている。

中国とロシアの国民の安全のために、中国ができることは必ず全力で行い、松花江の汚染状況がロシアにもたらす危害を最低限に抑える。

中国国家環境保護総局の張力軍副局長は28日、北京から哈爾濱市に向かい、ロシア連邦天然資源省ハバロフスク国境地区環境保護局長率いるロシア代表団と会見した。張副局長は関連状況を改めてロシアに伝え、ベンゼンなどの汚染物質を迅速に測定できる設備をロシアに贈った。

今回の問題は、中国が同様の問題を処理していく上での参考となる。中国政府は同問題について国際協力を求め、開放的な態度をとっている。中国国家環境保護総局が関連国際機関との協力を歓迎すると信じる。

「人民網日本語版」2005年11月30日

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