外交部の定例記者会見が20日に行われ、秦剛報道官が記者の質問に答えた。
――先日ダッカで開かれたSAARCの委員会会議で、中国のオブザーバー参加に関する4原則が承認された。中国はこの決定をどう評価するか。中国はオブザーバー資格をどのように利用して、パキスタンなど南アジア諸国との関係を強化し、双方の共通目標を推進していくか。
このほどSAARCが、中国などの国々のオブザーバー参加に関する原則を承認したことを歓迎する。早急に関係手続きを完了し、早期に中国を正式なオブザーバーとすることを望む。
中国と南アジアの各国はいずれも友好的な隣国同士だ。われわれには地域の平和と安定の維持、共同発展と繁栄の促進において幅広い共通利益がある。SAARCへの中国のオブザーバー参加は、中国と南アジアの関係に新たな1ページを開くことになるだろう。パキスタンを含むすべての南アジア諸国と共に努力し、地域の平和と安定の維持に尽力し、政治・経済・文化など各分野の互恵協力のたゆまぬ強化を模索し、共同発展・繁栄を実現していきたい。これは中国と南アジア諸国の利益に合致する。
「人民網日本語版」2006年4月21日