温家宝総理は19日午後、コンゴ共和国の首都ブラザビル入りし、コンゴ共和国での公式訪問を始め、この日サス・ンゲソ大統領と会談を行った。
会談の後、温家宝総理は記者団に「中国がアフリカ諸国に経済援助と技術援助を同時に提供する目的は、アフリカの自主的な発展能力を強めることにある。中国は南南協力を非常に重視しており、発展途上国とアフリカとの協力を重視している。中国はアフリカ諸国との戦略的協力関係を推し進め、政治上では相互の信頼を強め、経済的には協力による共栄を求め、文化の面では交流を重ねていく」と述べた。
温家宝総理は、また「南南協力とアフリカ諸国との協力で中国には私心はなく平等互恵と内政不干渉という原則を堅持している」と改めて強調した。
温家宝総理はさらに、「中国政府はアフリカ連合(AU)のダルフール地区における平和維持行動に100万ドルの援助を提供するほか、住民の暮らしを助けるためダルフール地区に2000万元(人民元)相当の人道的援助を提供する」と発表した。
「CRI」より2006/06/20