王毅駐日大使はこのほど、「中国文化フェスティバル2006」の開幕を受けて、在日本中国大使館で取材に応じ、次のように述べた。
これまでの中日文化交流は主に文化財・書道・伝統劇方面に集中していたが、最近は商業公演、音楽、映画、テレビ番組、アニメ、漫画、ゲームなどにまで広がっている。概算では、年間80~100前後の中・大型文芸団体が日本公演を行い、大規模な文化財展覧会は10~20件開催されている。このほか、日本には1千人余りの中国人芸術家がおり、都市部や地方で活躍している。これらは両国人民の相互理解の増進に良い作用を発揮しており、両国人民の友好を強化する重要なきずなだ。
「中国文化フェスティバル2006」は17日に東京で開幕した。温家宝総理が祝辞で述べたように、両国が2007年の中日国交正常化35周年を共に迎えるための前奏となるだろう。
文化交流は、両国人民の感情を1つにつなぎ、両国人民の力を1カ所に凝集するのに役立つだろう。言い換えれば、中日関係が健全に発展するためには、広義の文化交流を通じて両国人民の相互理解を増進することにより、政治と経済の両輪の回転に、たゆまず新鮮な動力を提供していく必要もあるのだ。これはおそらく、国と国との関係に対する、文化交流の独特な作用だろう。
「人民網日本語版」2006年11月20日