国務院新聞弁公室は29日、「2006年中国の国防」と題した国防白書を発表した。以下は「化学兵器禁止条約」(CWC)の履行に関する部分の記述。
中国は「化学兵器禁止条約」で規定された義務を確実に履行し、各種類の年度報告、新たに発見された旧日本軍の遺棄化学兵器に関する後続報告、および年度国家防護方案を毎年予定通りに完全に発表してきた。また、化学兵器禁止組織を100回以上にわたり中国に招き、現場視察を行った。遺棄化学兵器の処理を進めるために、中日両国は42回にわたる2国間協議を行った。2005年以降、中国は日本とともに24回の現場調査を行い、3100発の遺棄化学兵器を回収した。中国は日本側の委託を受け、すでに回収され、日本の認めた遺棄化学兵器について臨時で管理を行っており、後日、日本側が処理を行うことになっている。
「人民網日本語版」2006年12月30日