中国国防部外事弁公室主任である張邦棟少将は先般、「J-10戦闘機は中国の国防整備の重要な成果の一つであり、中国の人々はそれを喜び奮い立っている。しかし、これで中国は関連諸国と軍事面での競争を繰り広げることになるとは言えない」と語った。
同氏によると、中国がJ-10戦闘機の開発・製造、搭載兵器装備などのデータをすすんで公表したことは、中国が軍隊の透明度を高め、世界各国と調和の取れた形で付き合おうとする願いを示すものであり、責任をもつ大国であることを世界に示したものである。
中国の人々が誇りとするJ-10戦闘機は、中国の軍隊の装備レベルが防御の必要や経済と社会発展の必要を超えて、関連諸国と軍備競争を繰り広げることではない。中国にとって、J-10戦闘機は自衛のためのものであり、また、国の統一を守り、国の領土、領空、海洋権益を守るための兵器であり、いかなる国にとっても脅威にはならない。
張邦棟少将は「ある外国メディアがこれをはでに宣伝していることについて、われわれはそれはふさわしくないやり方であると見なしている」と語った。
「チャイナネット」2007/02/17