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外交部報道官、中国の平和発展の外交理念を再度紹介

外交部の定例会見で1日、秦剛報道官が記者の質問に答えた。

――米国や日本の一部高官は最近、中国の軍事力の透明性が不十分だとし、その宇宙実験を批判し、中国は他国の脅威になるおそれがあると指摘した。これをどう受け止めるか。

中国が脅威か否かについてだが、中国の外交理念上から理解されることを希望する。(1)中国は覇権主義をとらない。中国は依然として発展途上国であり、他者を脅かす元手はない。今後中国が発展しても、他者を脅かすことはない。(2)中国は強権政治を行わず、他国の内政に干渉しない。中国が自国の価値観やイデオロギーを他者に押しつけたことはない。(3)中国は国家間の平等と相互尊重を主張しており、大きいからといって小さいものを欺いたり、強いからといって弱いものを虐げたことはない。(4)中国は物事の理非曲直に基づいて自らの立場と政策を決定しており、ダブルスタンダードをとらない。(5)中国は多角主義を提唱し、「国連憲章」および広く認められた国際関係の準則に基づいて国際関係を処理することを主張し、国連の権威を守り、国際協力を強化することを主張している。(6)中国は国際紛争について、話し合いを通じた平和的な解決方法を主張している。中国が合理的水準の国防力を保持するのは、完全に自国の主権、安全、領土保全、そして国家統一を守るためである。(7)中国は自らの国際的責任と義務を忠実に履行し、あらゆる形のテロおよび大量破壊兵器とその運搬手段の拡散に断固反対しており、国際社会の責任ある一員である。(8)中国は世界の多元性と文明の多様性を尊重し、異なる文明間の相互交流を主張している。われわれは文明の衝突や対立を挑発することに反対し、テロを特定の民族や宗教と結びつけることはしない。

要するに、われわれは平和発展路線を揺るがず歩み、国際社会と共に、平和が永続し、あまねく繁栄する調和社会を構築するために力を尽くしている。中国の外交理念を理解し、認めることのできる人は、誰しも中国を脅威とみなすことはないものと信じている。

「人民網日本語版」2007年3月2日

 

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