曹剛川国防部長は22日北京で、アメリカ軍の統合参謀本部議長のピーター・ペイス将軍一行と会見した。
曹剛川国防部長は、「中米関係は世界で最も重要な二国間関係の一つである。健やかかつ安定した中米関係は、互いの国と国民の根本的な利益に合致するだけでなく、この地域それに世界の平和、安定と繁栄にもプラスとなるものである」と述べた上で、「中国は防御的な国防政策を実行しており、軍事費の支出は理に適ったものである。中国経済が絶えず発展している中で、国防と軍隊の近代化建設を推し進めることは、世界の新しい軍事変革の流れに応じたもので、国家の安全と発展を保つためである」と指摘した。
曹剛川国防部長はさらに、中国の台湾問題における立場を改めて表明した。
これに対して、ペイス将軍は、「アメリカ軍と中国の軍隊が友好協力関係を発展させることは、双方の相互理解と信頼を深めることにプラスとなる。今回の訪問によって、両国の軍隊の関係発展を促進できると信じている」との考えを示した。
ペイス将軍はまた、「アメリカ政府は『一つの中国』という原則を堅持している」と改めて表明し、「台湾問題が平和的に解決できることを期待している」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より2007/03/23