香港特別行政区の第3期行政長官選挙は25日午前11時50分に結果が発表され、再選を目指した曽蔭権氏が得票率80%を超える649票を集め、当選した。「新華網」が伝えた。
投票は25日午前9時から香港・大嶼山島のアジア国際博覧館で、香港選挙委員会の委員が無記名で投票する形式で行われた。立候補者は曽蔭権氏と梁家傑氏の2人。約2時間の投票後、選挙主任の馮カ・裁判官が結果を発表、有効票772票のうち、曽蔭権が649票を集めた。過半数を獲得したことで、曽氏が香港特別行政区の第3期行政長官に当選した。対立候補の梁氏の得票数は123票だった。選挙プロセスはすべて、香港特区選挙管理委員会と立候補者の開票検査代理人、および公衆とメディアのチェック下で行われる。
「中華人民共和国香港特別行政区基本法」では、「香港特別行政区の行政長官は広範な代表性を備えた選挙委員会が選出し、中央人民政府にその任命を報告し申請する」と規定されている。第3期長官の任期は2007年7月1日~2012年6月30日。
「人民網日本語版」2007年3月25日