先般、中国国務院新聞弁公室の蔡武主任は、中国メディア代表団を率いてイギリスを訪問した。イギリスのブレア首相はダウニングストリート10号で中国メディア代表団一行と会見した際、温家宝総理の日本訪問の成功にお祝いの意を表明し、蔡武主任および中国メディア代表団のイギリス訪問に歓迎の意を示し、「過去10年間に香港は繁栄と安定を保ちつづけている」と語った。
ブレア首相は「今年は香港復帰10周年記念の年である。人々は、香港の発展の展望についてさまざまな懸念を示したことがあるが、過去十年間の現実は、香港の繁栄と安定を裏付けている。香港復帰十周年への最良のプレゼントは、香港の繁栄と安定を保ち続けることであろう。イギリスと中国の両国関係は重要な戦略的な意義のあるものである。反テロ、朝鮮の核の問題など世界、地域的問題を解決するうえで、中国の重要な役割は欠かせないものであり、非常にかなめとなることである。両国関係の発展は、両国政府の交流だけでなく、細かいところでも目にすることができる。例えば、在英華人コミュニティはイギリスで最も成功したマイノリティーのコミュニティである。七歳の息子が中国語を勉強し始めていることなどもその表れである」と語っている。
ブレア首相はまた、「数多くの中国メディアのイギリス訪問を通じて、両国人民の相互理解をさらに深め、両国関係の発展をさらに促すことになろう。北京とロンドンは2008年と2012年の五輪大会を主催することになっており、両国のメディアの交流はこれに重要な役割を果たすことになろう」と語った。
蔡武主任は「当面、中国とイギリスの両国関係の発展の勢いは非常に明るいものであり、両国のメディアの交流にはさらに大きな潜在力がある。両国の人々の相互理解を深めるため、両国のメディアと文化の交流は非常に重要であるので、中国はイギリスを含む世界各国のメディアが中国の状況を紹介し、報道してくれることを歓迎している」と語った。
「チャイナネット」 2007年4月17日