ワシントンで行われていた第2回「中米戦略経済対話」は23日に閉幕した。胡錦濤国家主席の特別代表である呉儀副総理とブッシュ大統領の特別代表であるポールソン財務長官が閉幕式を主宰し、今回の対話の成果について次のように総括した。
▽呉副総理
双方の共同努力の下、第2回「中米戦略経済対話」は成功を収めた。双方はサービス業、エネルギーと環境、経済のバランスが取れた成長とイノベーションなどをめぐり、踏み込んだ話し合いと交流を行った。金融サービス業、非金融サービス業と投資、透明性などの分野で双方は、互いの関心を明確化し、相互信頼を深めた。環境保護とエネルギー分野で双方は、排出削減、エネルギー効率の向上、クリーンエネルギーと再生可能エネルギーの開発推進などで幅広い協力の余地があり、これらの協力は両国の経済貿易関係に新たな活力をもたらすとの認識で一致した。双方は効果的なマクロ経済政策が、両国経済のバランスが取れた成長の促進にとって、重要な役割を持つとの認識で一致した。双方は政策交流と技術協力を通じてイノベーションを促進することで一致した。
▽ポールソン長官
第1回米中戦略経済対話以降、双方は一貫して相互尊重を基礎に、両国共通の経済利益を話し合ってきた。中国側が今回の対話で示したオープンで積極的な姿勢は、米側に深い印象を残した。対話は段階的な成果を収め、両国の長期的に戦略的な意義を持つ協力の道における重要な標識となった。われわれの自信を高め、引き続き前進するための励みとなるに違いない。
このほか双方は、次回対話を12月に北京で開催することで一致した。
「人民網日本語版」2007年5月24日