外交部の姜瑜報道官は24日の定例会見で、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長が提出した、イラン核問題に関する報告書について質問を受け、次のように述べた。
中国はIAEA報告を現在精査中だが、われわれも同報告が、これまで同様に客観的で専門的なものであると信じている。IAEAと安保理の関連決議は、履行されるべきだ。同時に、関係各国は外交努力を強化し、建設的姿勢を示し、協議を早期再開し、イラン核問題の長期的で、全面かつ適切な解決を図るべきだ。これは各国の利益に合致する。
エルバラダイ事務局長が23日に国連安保理に提出した報告書は、イランが安保理決議1747号の求める、問題のウラン濃縮活動の一時停止にいまだ応じておらず、ウラン濃縮用の遠心分離器の増設を続けていると指摘している。
「人民網日本語版」2007年5月25日