胡錦涛国家主席は31日、ドイツのメルケル首相と電話会談を行なった。

会談の中で、胡錦涛主席は、「中国とドイツの関係は良好な発展ぶりを保っている。両国はいずれも国際社会で重要な影響力のある国で、幅広い共通の利益を持っている。世界平和や共同発展など、多くの重要な問題で共通の認識を持っている。中国は高度な戦略と長い目で両国関係を発展させ、グローバル責任のあるパートナーシップを新しいレベルに引き上げたい」と語った。

胡錦涛主席はまた、「間もなくドイツで開かれるG8各国と発展途上国の首脳対話会議は南北対話や協力の強化にプラスとなり、グローバル問題の解決に有利である。中国は平等のパートナー精神に則って、深刻になりつつある一部の国際問題について意見を交換し、今回の対話が積極的な成果を遂げることを促していく」と語った。

これに対し、メルケル首相は、「ケーラー大統領の訪中は成功裏に終わり、私自身も今年の下半期に中国を訪問したい。胡錦涛国家主席が首脳対話会議に出席することを重視し、中国側が積極的な役割を果たすことを期待している」と語った。

「中国国際放送局　日本語部」より2007/06/01