日本の最高裁にあたる中国の最高人民法院の肖揚院長は4日、香港で開かれている第12回アジア太平洋地域首席裁判官会議に出席した際、香港特別行政区政府の曾陰権行政長官と会談し、中国大陸と香港地区の司法分野における交流について踏み込んだ意見交換を行った。
その際、曾陰権行政長官は、中国大陸と香港特別行政区との司法分野の交流が収めた成果を高く評価した上で、肖揚院長が香港裁判官の大陸での育成に配慮し、これを支援していることに感謝の意を表した。
これに対し肖揚院長は「法律と司法分野での交流を強化することは、大陸と香港特別行政区にとってはいずれも重要な意義がある。これからも越境犯罪の取締まり、刑事犯罪の証拠調査などでの連携を強化していきたい」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2007/06/05