G8・主要先進国と中国など新興経済国との対話会議に出席した中国の胡錦涛国家主席が談話を発表し、気候変動問題での中国の政策と主張を説明した。
胡錦涛主席は、「気候変動の問題は環境問題であり、つまるところは発展の問題である。関係各方面が自国の発展過程で絶えずその技術レベルを高めてこそ、気候変動というチャレンジに根本的に対応できる。国際社会は温室ガスの排気量の減少を促すと同時に、すでに発生した気候の変動への対応を十分考慮し、発展途上国、特に小さな島国や後進途上国の災害的気候事件への対応能力を強めるべきだ」と述べた。
胡錦涛主席は、また、「『国連気候変動枠組み条約』で確立された共同であるが区別ありという原則を堅持しなくてはならない。発展目標を実現するため、発展途上国のエネルギー需要はいくらか増加したが、これは発展途上国が発展していく上での基本的条件である。国際社会は協力を強化し、より多くの国が生態環境を保護でき、発展目標を実現するクリーン化した発展の道を歩んでいけるようにしなくてはならない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年6月9日