科学技術部の万鋼部長と劉燕華副部長は14日、国務院新聞弁公室が主催した記者会見で、中国に炭素隔離技術を譲渡し、温室効果ガスの排出削減を支援するよう先進国に呼びかけた。
万部長は「先進国は、1人当たりの二酸化炭素排出量を増やし続け、その後削減に転じるという発展の道を歩んできた。だが中国は、発展の過程で新技術を求め、応用することによって二酸化炭素排出量を削減するという、新たな道を模索している」と指摘。「発展途上国が購入でき、使用できる形で、各企業が環境・エネルギー分野の自社の新技術を発展途上国に譲渡することを先進国が支持するよう望む。このようにすれば、大気中の温室効果ガスが大幅に増加することはなく、世界の各国・地域はクリーンな発展の道を共に歩むことができる」と述べた。
劉副部長は「クリーン開発メカニズム(CDM)において、西側諸国が中国と一層協力し、炭素隔離技術の譲渡問題を解決することを望む。われわれは、炭素隔離技術の早期応用に向けて、世界の各方面と協力を行うことも希望している」と述べた。
「人民網日本語版」2007年6月15日