外交部の定例会見で19日、秦剛報道官が質問に答えた。
――日本が「沖ノ鳥」島付近ですでにサンゴ増殖計画を開始したとの報道がある。同島は中国との係争区域に属すが、これをどう受け止めるか。
まず概念をはっきりさせておくと、「沖ノ鳥」は島ではなく、岩である。つまり満潮時に水没するものだ。したがって、このような自然地理条件では、「国連海洋法条約」に基づくと、これは日本が主張する200海里の排他的経済水域(EEZ)および大陸棚を備えるものではない。この岩を基に広大な管轄海域を主張し、さらに人為的な手法によってその主張を支え、あるいは推進する日本のやり方は、公認された国際法のルールに合致せず、また国際社会の利益に影響を与えるものである。
「人民網日本語版」2007年6月20日