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中国は責任ある態度で国際的な気候変動対策に参加

外交部の定例会見で21日、秦剛報道官が質問に答えた。

――火曜日にオランダの科学者が、中国はすでに米国を抜いて世界最大の二酸化炭素排出国になったと発表したが、中国側はこれを確認できるか。中国はどのような対策を取るか。

われわれはすでに何度も、気候変動と排出削減の問題に対する立場を明らかにしてきた。人類が生活し、生産活動を行う限り、排出はある。経済成長を続ける発展途上国である中国は勿論、排出量の増加という問題を抱えている。

われわれはもう1つ別の角度からも、この問題を客観的に扱うべきだ。中国の総排出量は比較的多いが、中国は人口が多く、1人当たりの排出量は比較的少ない。ただいまオランダへの言及があったが、オランダの1人当たりの二酸化炭素年間排出量がどれほどか、ご存じだろうか。11.4トンだ。ところが中国の1人当たり年間排出量はわずか3.66トンだ。つまりオランダの1人当たり年間排出量は、中国の3倍以上なわけだ。

もう1つ強調しておきたいのは、現在の地球温暖化を招いた主要原因は、西側先進国が工業化の過程で長年蓄積してきた排出と、現在の高い1人当たり排出量であるということだ。中国を含む発展途上国による排出は、現在もなお「生存のための排出」に属す。「京都議定書」には中国など発展途上国の排出削減目標に関する規定はないが、われわれはそれでも、真剣かつ積極的な姿勢で排出削減に努力し、地球温暖化問題の解決に国際社会と共に取り組んでいる。われわれは、科学技術の一層の応用、森林被覆率の向上、産児制限による人口急増抑制など、省エネと排出削減のための措置を多数講じてきた。こうした措置はいずれも、温室効果ガスの排出削減に有益なものだ。

われわれは、海外の関係者が、客観的、冷静、理性的に問題を分析し、非難の鉾先を発展途上国に向けないよう希望する。先進国の側も、この過程において、どのような歴史的責任を担うべきかを再考すべきだ。

現在中国は世界の工場と呼ばれ、先進国の多くのメーカーが中国に移転してきている。西側の消費者が身につけ、使用し、食べる多くのものが、中国で生産されているのだ。一方で中国での生産を増やしておきながら、もう一方では排出削減問題でひたすら中国を非難するという西側諸国のやり方は、不公平だ。

わたしには彼らがどういうふうに計算しているのかわからないが、中国政府が現在、真剣かつ責任ある態度で国際社会とともに努力し、気候変動に対処しているということはお伝えできる。

「人民網日本語版」2007年6月22日

 

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