外交部の秦剛報道官は、28日北京で「日本政府が国際社会からの正義を訴える声に耳を傾け、歴史に責任感を持ち、慰安婦問題を適切に処理するよう中国は求めている」と述べた。
26日、アメリカ下院外交委員会は、第2次世界大戦の従軍慰安婦問題で日本を非難する決議案を採択し、日本首相の謝罪を求めている。これについて、秦剛報道官は「中国の慰安婦問題に対する立場は、明確で一貫している。慰安婦の強制徴用は、第2次世界大戦中、日本軍国主義が中国を含む国々に対して犯した重大な犯罪の1つだ」と述べた。
一方、28日、中国人労働者の賠償請求を日本の裁判所が却下したことについて、秦剛報道官は「慰安婦問題と同様、労働者強制連行も日本軍国主義者が犯した罪の1つである。これについても、中国政府は、日本側の適切な処理を求めている」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より2007/06/29