外交部の定例会見で3日、秦剛報道官が質問に答えた。
――潘基文・国連事務総長が先日、気候変動問題で中国に一層の努力を求めたが、これをどう受け止めるか。
潘事務総長の発言に留意している。発言内容を全体として、客観的に分析・理解してもらいたい。中国政府は一貫して、気候変動対策において、国際社会は「共通に有しているが差異のある責任」の原則を遵守すべきだと主張してきた。だがこれは、発展途上国は努力しないと言っているのでは決してなく、その反対に、中国を含む発展途上国も、自国の現状、国情、経済発展水準に応じて、気候変動対策と解決に積極的に参加すべきということだ。中国は常にそのようにしてきたし、今後もこの方面の努力を強化していく。同時にわれわれは先進国に対し、当然の責任を担い、資金・技術面で発展途上国に一層の支援を提供し、気候変動による試練に発展途上国がより良く対処できるよう支援していくよう呼びかける。この点で、発展途上国を助けることは先進国自身を助けることであり、つまりは世界に青い空ときれいな水を取り戻す助けとなるのだ。
「人民網日本語版」2007年7月4日