上海協力機構(SCO)加盟国によるテロ対策合同軍事演習「平和使命―2007」が8月9日~17日の日程で、中国新疆ウイグル族自治区烏魯木斉(ウルムチ)市とロシアのチェリャビンスク州で実施される。これはSCO首脳サミットの「共同コミュニケ」およびSCO国防相会議の「共同コミュニケ」に基づいた行動。
演習は新たな脅威と試練に対応するもので、地域の安全と安定を守り、共同発展・共同繁栄の意思を高めていく。加盟国が共同でテロリズム、民族分裂主義、宗教極端主義を取り締まっていくという固い決意と行動力を示し、加盟国の国防・安全保障分野での協力レベルを反映したものとし、上海協力機構が地域の平和と安定を守り、調和世界を構築し、欧州とアジアの調和に重要な役割を果たしていることを見せるとの趣旨で行われる。
演習には中国とロシアのほかに、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンが参加し、これらの国の首脳や防衛担当閣僚が参観する見込み。演習は他国に向けたものではなく、加盟国以外の国益には関係しない。
「人民網日本語版」2007年7月13日