ロシアのイサコフ国防次官は24日の記者会見で、上海協力機構の反テロ合同軍事演習「平和使命―2007」の準備が完了したと発表した。全参加部隊の配置と補給の問題が解決。チェリャビンスク州の演習地には大規模な野戦兵舎が建設された。
演習は8月9日から17日まで、中国の烏魯木斉(ウルムチ)とロシアのチェリャビンスクで実施。カザフスタン、中国、キルギス、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンの6カ国の武装部隊が参加する。
演習は他国を標的にしたものではなく、加盟国以外のその他の国々の国益に関わることはない。加盟国が新たな脅威と挑戦に共同で対処し、地域の安全と安定を守り、共同発展・繁栄を促進する意志、テロリズム、分離主義、過激主義の「3つの勢力」に共同で打撃を加える断固たる決意と行動力を示すことが目的だ。
演習には将兵6500人と戦闘機80機が参加。うちロシアからは将兵2千人と戦闘機36機、中国からは将兵1600人が参加する。
「人民網日本語版」2007年7月25日