楊潔チ外交部長は31日、マニラで開かれた東南アジア諸国連合・中日韓(ASEAN+3)外相会合と、東アジアサミット外相ワーキングランチに出席した。
ASEAN+3外相会合で楊部長は、今年はASEAN+3の協力10周年であり、この10年間の協力は良好な発展の勢いを維持したと述べた。
楊部長はASEAN+3協力の強化に向けて努力すべき部分として、次の4つを挙げた。
(1)各国は違いや差異を乗り越え、互いの国情と選択を理解・尊重し、共同利益を求め、共同発展を模索するべきだ。
(2)政治的には調和・共存し、経済的には平等互恵で、安全保障上では相互に信頼・相互に協力し、文化的には交流と相互参考をしていく、調和した東アジアの実現。
(3)各分野の実務協力を強化し、ASEANの一体化を力強く支持する。自由貿易地域の構築、金融協力、インフラ施設、情報、交通、人的資源、メコン川流域開発などを重点的に推進する。
(4)ASEAN+3が地域のほかの協力機構と交流し、参考を得ることを奨励し、強みを相互補完し、東アジアの地域協力がさらに広い分野へ、さらに高いレベルへと発展するよう共同で推進する。
「人民網日本語版」2007年8月1日