中国の王光亜・国連大使は1日、陳水扁氏が「国連加盟」申請書を再提出したことについて記者のインタビューを受け、次のように述べた。
潘基文・国連事務総長はすでに10数日前に、台湾当局の指導者からのいわゆる申請書を拒絶し、返却した。陳水扁氏が申請書の再提出といういかさまに出たことは、極めて深刻な「台湾独立」分裂行為であり、彼が徹頭徹尾、国際社会のトラブルメーカーであることを再び暴露する結果となった。中国政府はこれに断固反対する。
周知の通り、世界にはただ1つの中国しかなく、台湾は中国領土の不可分の一部であり、中華人民共和国政府は全中国を代表する唯一の合法的政府である。国連第2758号決議は、中華人民共和国政府が、国連における中国の唯一の合法的代表であることを確認している。中国の代表権は当然台湾を含む。「国連憲章」により、主権国家のみが国連への加盟を申請することができる。台湾は中国の一部として、いかなる名義や方式によっても、主権国家で構成される国連に加盟する資格を全く備えていない。これは国際社会があまねく堅持している立場であり、「国連憲章」の原則に完全に合致する。陳水扁氏は私利のために、「国連憲章」「国連第2758号決議」「1つの中国の原則」への公然たる挑戦を繰り返しているが、これは決して人心を得ず、失敗する運命にある。
わたしは7月31日に、安保理議長として同申請書を返却した。われわれは、国連事務局もすみやかに同じ行動を取るものと信じている。
「人民網日本語版」2007年8月2日