外交部の劉建超報道官は2日の記者会見で、ダルフール問題に関する国連安保理決議案(第1769号決議)が全会一致で採択されたことを歓迎し、決議の順調な実施を各国に求める考えを示した。
――国連安保理は7月31日、アフリカ連合(AU)と国連による「合同」平和維持活動(PKO)部隊のスーダン・ダルフール地方への展開を承認する決議案(第1769号決議)を全会一致で採択したが、コメントは。
中国は、安保理が第1769号決議を全会一致で採択し、AUと国連によるスーダン・ダルフール地方での「合同」平和維持活動を承認したことを歓迎する。これはダルフール問題の解決を推進する重要な一歩だ。各国がダルフール問題における現在の前向きな動向を尊重し、スーダン政府・国連・AUの3者枠組みを十分に活用し、同決議を順調に実施することを希望する。
平和維持活動はダルフール問題解決の一環に過ぎない。国際社会は「複線」戦略を堅持し、ダルフール地方の政治プロセスの推進を加速し、スーダン政府によるダルフール地方の人権状況の改善を支援し、復興と発展を促進するべきだ。これが、ダルフール地方の持続的平和を達成するための重要な前提だ。
「人民網日本語版」2007年8月3日