中国気象局はこのほど記者会見を開き、外国が関係する気象観測活動への取締りを強化し、海外の組織・機関・個人が北京五輪を口実に不法な気象観測活動を行い、中国の国家としての安全を厳重に脅かすことを防ぐ方針を示した。
劉憲華・政策法規副司長は「一部の国外組織・機関・個人は、業務協力・交流、科学研究などの看板を掲げて、認可を得ぬまま、中国で気象観測などの活動を不法に行っている。また別の国外組織・個人はオリンピックや関連活動を口実に、五輪施設周辺や競技区付近で気象観測活動を不法に行っている。一部の国の一部の組織・個人はオリンピック前の準備などを口実に、認可を得ぬまま、競技場所在地に無断で観測機器を設置して気象観測を行っている。これらの行為は関連規定に違反する」と述べた。
中国気象局は外国人が上海で不法に気象観測を行っていた件、新疆ウイグル自治区星星峡光伏発電所で不法に気象観測を行っていた件、西双版納(シーサンバンナ)タイ族自治州に気象観測ポイントを不法に設置していた件の3件を通報した。
「人民網日本語版」2007年9月3日