温家宝総理は6日、大連で開かれている夏のダボスフォーラムに参加するため中国を訪れたフィンランドのハロネン大統領と会談し、中国とヨーロッパの関係発展で、フィンランドが引き続き積極的な役割を果たすよう期待した。
席上、温家宝総理は、「フィンランドは、北ヨーロッパでは中国の重要な協力パートナーであり、ここ数年、両国の各分野での協力は著しい成果を収めた。今後、中国側は、省エネや環境保護、科学技術の革新などの分野におけるフィンランドの経験を参考にしながら、社会保障や職業安全での交流と協力を拡大していきたい」と述べた。
これに対し、ハロネン大統領は、夏のダボスフォーラムの中国での開催に祝意を表し、中国がグローバル化の問題の討議への参加は重要だと強調した。
ハロネン大統領は、また、「両国の関係発展は順調であり、協力の潜在力は大きい。フィンランドの各界は中国との長期的な協力を期待している。フィンランドは、中国と共に、ヨーロッパと中国の関係発展、ヨーロッパとアジアの関係発展の推進に努力していく」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より2007/09/06