胡錦濤国家主席は7日、シドニーで韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領と会談した。
胡錦濤主席は「中韓両国はともに東北アジアの重要な国であり、中韓関係を強化発展させることは両国と両国民の根本的な利益に繋がり、同地区の平和と発展につながる。中国は韓国とともに歩み、国交正常化15周年を契機に中韓両国の全面的な協力関係を深めるために努力を惜しまない」と述べた。
盧武鉉大統領は、「近年韓中関係の発展は著しく、貿易、投資などの分野において大きな成果を上げている。中国政府は対韓関係を重視し、双方の各分野での協力に力を注いでおり、韓国側としてはこれを高く評価している。さらに両国の各分野での協力を深めるために積極的に努力していく」と述べた。
双方はまた朝鮮半島情勢に関しても意見を交わした。胡錦濤主席は「各方面の共同での努力のもと、6カ国協議は好ましい進展を見せており、各国が対話によっていくつかの共通認識に至り、次の段階の作業に向けて基礎ができている。中国側は、韓国を含む各国とともに、次の段階の作業に向けて引き続き協力する構えで、すでに達成された合意については全面的にバランスよく実施していき、6カ国協議を着実に進め、一刻も早い朝鮮半島の非核化を目指し、朝鮮半島と北東アジアの平和と安定を図りたい」と述べた。
「人民網日本語版」2007年9月8日