賈慶林・全国政治協商会議(全国政協)主席は13日、自民党の麻生太郎幹事長、石原伸晃政調会長、二階俊博総務会長と東京で会談した。
賈主席は「双方の共同努力の下、中日関係は過去1年間に顕著な改善と発展を得た。安倍首相はこのために積極的な役割を果たした。われわれはこれを高く評価する」と表明。さらに「日本との長期的で安定した善隣友好関係の発展は中国側の一貫した政策であり、日本の政局にいかなる変化があろうと、この基本方針が変わることはない」と指摘した。
麻生幹事長は「日中関係は近年顕著に進展し、両国は戦略的互恵関係の構築を決定した。温家宝総理の4月の訪日が成功したことに続き、全国政協の賈主席が訪日されたことを喜び、また歓迎する。これは両国のハイレベル交流を維持する重要なステップであり、また中国側が日中関係を非常に重視していることの現れだ。日本の政局は変わったが、日中友好関係の推進は自民党の一貫した政策であり、日本としてこのために引き続き努力していく」と述べた。
賈会長は台湾情勢、および台湾問題における中国政府の原則的な立場を説明。「『台湾独立』に反対し、これを抑制し、台湾海峡と地域の平和・安定を維持することが、中日両国の共同利益に合致する」と強調した。
麻生幹事長は「台湾問題において、『日中共同声明』を恪守するという日本の立場が変わることはない」と表明した。
「人民網日本語版」2007年9月14日