約250人の中日両国の代表が30日北京に集い、中華全国青年連合会と日本国際協力機構(JICA)共催の「中国青年招へい事業」20周年記念イベントに参加した。
「中国青年招へい事業」は1987年に始まり、中日両国政府の交換文書に基づき、日本政府が毎年中国各業種の優れた青年代表を訪日させる中日青年交流プロジェクトである。現在、このプロジェクトに基づいて、4258人の中国各界の青年代表が訪日している。
記念フォーラムの現場
この計画で訪日した一部の代表、ホームステイを受け入れた日本の家庭の代表、受け入れ団体の代表などがこの記念フォーラムに参加した。その中には、50歳近くの人もいれば、まだ若い学生もおり、異なった時期の中日両国の国民の友情を経験することができた。一同は中国青年視察団の20周年の軌跡をたどるドキュメンタリーを見、ホームステイや合宿などの感想を語り合い、中日青年の交流について話し合った。
2週間前、1984年の3000人の日本青年訪中の続きとして、当時の日本青年とその子供たち約200人からなる日中青年世代友好代表団が中国を訪れ、胡錦涛国家主席は団員たちと会見した。
あいさつする中華全国青年連合会の張暁蘭副主席
「昔を振り返り、未来を展望する」ことはこの二つのイベントの共同の特色である。中華全国青年連合会の張暁蘭副主席が、現在、中日関係が得がたい発展のチャンスに恵まれ、両国の青年がじっくり意見を交流し、「中国青年招へい事業」のうるわしい未来を築くことを期待している、と述べた。
在中国日本大使館の宮本雄二大使はあいさつの中で、日中友好は両国の人々には役立つだけでなく、アジア太平洋地域の平和と安定にも役立つものである。青年は国の未来であり、日中青年の交流を促進することは、両国の戦略的互恵関係のために確固とした基礎を打ち固めることになろう、と述べた。
中日両国の代表はそのあとで開催された祝いレセプションにも参加した。中国共産主義青年団中央書記処の胡春華第一書記がこれに出席した。
祝いレセプションに出席した中国共産主義青年団中央書記処の胡春華第一書記と在中国日本大使館の宮本雄二大使
今年は中日国交正常化35周年にもあたるので、中日青少年の間の交流を展開することは、温家宝総理の4月の訪日の際に、両国が発表した共同声明の重要な内容である。6月初に、200人の中国の高校生が訪日を終えて帰国したばかりであり、6月中旬には、また200人の日本の高校生が中国を訪れた。中日両国の青少年の交流は次第に強化されている。
特集:中日文化・スポーツ交流年
「チャイナネット」2007年7月2日