北京紙の「京華時報」によると、北京市豊台区に住む王錦思さんは30日、自宅で中日友好に関する所蔵品展示会を開いた。田中角栄元首相訪中に関する記録映画のコピー、中日人民友好を訴える宣伝画、徽章、絵葉書など300点が、200平方メートルほどの家の中に所狭しと並べられている。
王錦思の所蔵品は、大半が全国各地の文化取引市場で購入したもので、一部は友人が日本で購入したものも含まれている。最も自慢の収集品は、田中角栄元首相の訪中に関する記録映画フィルムだ。
王さんは収集を通じ、1972年の中日国交正常化前にも、中日両国の友好的な往来は頻繁だったことを知ったという。例えば、1966年の中日青年友好大交流の宣伝画には、毛沢東語録を持つ中国の青年と和服を着た日本の青年がともに描かれている。
王さんは「中日友好もまた中日関係の一部であり、収集を通じ、より多くの人に理性を持って中日関係を全面的に理解してもらいたい」と話した。
写真:王錦思さんが収集した田中角栄元首相の訪中に関する記録映画のフィルム。
「人民網日本語版」2007年7月2日