ニューヨークで第62回国連総会に出席している中国の楊潔チ外交部長は28日、一般討論で発言し、現在の主要な国際問題について中国の立場を述べた。
楊潔チ外交部長はその中で、「中国は終始、対話や平和的手段で朝鮮半島が核問題を解決することを主張している。6カ国協議はすでに、各国が半島の非核化や関係各国の関係正常化を実現させる重要な場となっている。中国は引き続きこの中で建設的な役割を果たしていきたい」と述べた。
楊潔チ外交部長はまた、「交渉を通じて平和的解決を求めることは、イラン核問題を処理する最良の方法である。中国側は核兵器の拡散に反対し、国際的な核不拡散システムの維持を主張する。国際的義務を履行する前提の下で、各国の核エネルギーの平和利用の権利は十分に尊重されるべきだ」と語った。
気候変動対策は今回の一般討論のテーマであるが、これについて、楊潔チ外交部長は、「気候変動問題は環境問題であるが、結局は発展の問題でもあり、発展を通じてこそ解決できる」と述べると同時に、国際社会に対して、『共同かつ異なる責任』という原則を堅持し、エネルギー、資源、環境分野での協力を強化するよう呼びかけた。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年9月29日