米国・ニューヨークで開催中の第62回国連総会に出席している外交部の楊潔チ部長は先月29日、日本の高村正彦外務大臣と会談した。楊部長は、29日は中日国交正常化35周年の記念日に当たることに触れ、「35年来、両国の関係はさまざまな領域で目覚ましい進歩を遂げた。双方はさらに努力を重ね、トップレベルの相互訪問や文化・スポーツ分野などでの交流・協力を維持し、両国関係の改善と発展を一層推進するべきだ」と述べた。

高村外相は「日中両国は二国間の領域や国際事務で密接な連携を維持している。日本の新政府は日中の戦略的互恵関係を高く重視し、双方がトップレベルの往来を維持し、両国関係がさらに改善されることを願う」と述べた。

楊部長は日本が台湾の国連「加盟」を支持していないことを評価し、日本が地域の平和安定や中日両国の利益を出発点として、台湾問題を適切に処理するよう願うと述べた。これを受けて高村外相は、日本側の「日中共同声明」で表明した台湾問題に関する立場にはいかなる変更もなく、日本は台湾の国連「加盟」を支持しないと述べた。

「人民網日本語版」2007年10月1日