中国初のアフリカ問題特使である劉貴今氏がこのほど北京で、「中国はアフリカの友人が理解し、受け入れられる方法で物事を運び、ダルフール問題で独特な役割を果たしている」と語った。
劉大使は、「ダルフール問題で、中国は一貫して開放的な姿勢をとり、中国の指導者と外交官はあらゆるチャンスを利用して西側諸国と意見を交換している。中国はダルフール問題の政治的な解決を図っており、スーダンの主権と領土保全を尊重することを主張している。制裁は問題解決に有利ではないことから、不穏な事態の深刻化を防ぐため、中国は一連の外交的斡旋を行なってきた」と語った。
劉大使はさらに、「ダルフールはスーダンのダルフールであり、アフリカのダルフールでもある。中国はアフリカと平等な地位に立って、互いの内政を干渉しない原則を終始遵守している。中国とアフリカとの友情は中国が実施している平和外交政策の重点である」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」 2007年10月3日