香港特別行政区の曾蔭権行政長官は10日に発表した施政報告の中で、香港の未来に対する自信を示していた。

曾蔭権行政長官はこの日、立法会で今任期に入って初の施政報告『香港の新しい方向』を発表した。この中で、曾蔭権行政長官は「香港は再び上昇の軌道に乗り、経済は全面的に回復した。2004年から2006年にかけて、経済は年平均7.7%伸びる一方で、失業率は2003年の8.6%から、4.2%まで下がり、また、市民の収入も全体的に増えた」と述べた。

また、曾蔭権行政長官は「『一国二制度』は香港で十年間実施されたことによって、その良さが明らかになったと思う。香港は国に立脚点を置くことによってこそ、世界に向けて、より美しい未来を切り開くことができる」と述べた。

「中国国際放送局　日本語部」　2007年10月10日