外交部の定例会見で1日、劉建超報道官が質問に答えた。
――国連安保理常任理事国とドイツは明日、ロンドンでイラン核問題に関する会合を開き、制裁強化も含めた議論を行う。中国側は誰が出席するのか。この時期にイランに対して、さらに強硬な手段を取ることについての見解は。
イラン核問題における中国側の立場は、誰もがはっきりしているはずだ。われわれは一貫して、国際的核拡散防止体制の維持を支持し、外交交渉を通じてイラン核問題を平和的に解決することを主張してきた。
イラン核問題の関係6カ国は明日(2日)、ロンドンで政治局長級会合を開くと聞いている。同会合には張炎・外交部軍控司長が中国を代表して出席する。
現在、イラン核問題はいくらか過熱し、いくつかの困難に面している。われわれは、現状において各国は和平交渉と対話を通じてこの問題を解決すべく、引き続き努力するべきだと考える。中国はイランが国際原子力機関(IAEA)との協力をさらに強化し、欧州連合(EU)との意思疎通および協議を強化し、平和解決の方向への進展を促していくことを支持する。
「人民網日本語版」2007年11月2日